BTCが57000ドル超えれば、アルトコインも史上最高値に　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ビットコインキャッシュ・ライトコイン

ビットコインは、3月8日に52,040.95ドルのレジスタンスを突破し、上昇トライアングルパターンを完成させた。この強気構造は、61,075.13ドルを目標としている。今日は弱気派が上昇の動きを止めようとしたが、ローソク足の下ヒゲは押し目での強い買いを示している。

20日指数移動平均線（50,140ドル）が上昇に転じ、相対力指数（RSI）が買われすぎの領域近くまで上昇していることから、強気派が主導権を握っている。

強気派が価格を史上最高値の58,341.03ドルに押し上げることができれば、次の上昇トレンドが始まるだろう。上昇後の次のターゲットは72,112ドルだ。

一方で、価格が史上最高値を超えて上昇しても、弱気派が強気派を罠にかけ、価格を52,040.95ドル以下に引き込もうとするかもしれない。

直近の安値である43,006.77ドルを下回れば、流れが変わるだろう。

ETH/USD

強気派はイーサ（ETH）の上昇トレンドを再開しようとしており、RSIが60を超えたことで20日EMA（1,673ドル）が上昇に転じ始めている。

強気派が1,879.915ドル以上の価格を維持することができれば、ETH/USDペアは2,040.774ドルの史上最高値を再挑戦する可能性が出てくる。このレジスタンスを上抜ければ、次のターゲットである2,614ドルに向かう上昇トレンドを再開する。

この強気の見方は、価格が現在のレベルや直上のレジスタンスラインから下降し、移動平均線を下抜けた場合には無効となる。このような動きになると、レンジ内に留まる可能性が高まる。また、1,289ドルのサポートを下回れば、トレンドは弱気派に有利になる。

XRPは、0.50ドルの直上のレジスタンスから再び下降に転じた。これは、弱気派がこのレベルで売り続けていることを示している。もし、弱気派が価格をトレンドラインの下に沈めれば、アセンディングトライアングルパターンが拒否されることになる。

50日SMA（0.43ドル）を下回れば、0.359ドルまでの下落の可能性が出てくる。このサポートから反発した場合、XRP/USDペアはあと数日はレンジ相場になるだろう。

逆に、0.359ドルを割り込むと、弱気のヘッドアンドショルダーパターンが完成し、0.17351ドルまで下落する可能性が出てくる。

この弱気の見方は、価格が現在のレベルから上昇に転じて0.50ドルを超えた場合には無効となる。このような動きは、0.57ドル、そして0.65ドルへの上昇につながるだろう。

ライトコイン（LTC）は、3月7日に20日EMA（189ドル）を突破し、205.18ドルの直上のレジスタンスラインに到達した。このレベルは固い抵抗として機能する可能性があるが、強気派が価格をこの上に押し上げることができれば、227ドル、そして246.96ドルまでの上昇が期待できるかもしれない。

20日EMAが上昇に転じ、RSIもプラス圏に上昇していることから、強気派に有利な状況を示している。

しかし、弱気派は簡単に諦めないだろう。価格が下降に転じて移動平均線を下抜けした場合、LTC/USDペアは上昇トレンドラインまで下落する可能性がある。このサポートを下抜けると、売りが強まる可能性がある。

ビットコインキャッシュ（BCH）は、560ドル以上で終値を迎えると上昇トライアングルパターンが完成する。そうなれば、631.71ドル、そして上昇トライアングルパターンのターゲットである688ドルへ向けて上昇する可能性がある。

逆に、560ドルから下降に転じると、弱気派は移動平均線とトレンドラインの下に沈めようと動くだろう。もし彼らが成功すれば、BCH/USDペアは472.72ドル、そして432.02ドルまで下落する可能性がある。

移動平均線は横ばいで、RSIは中間点付近で推移しているため、強気派にも弱気派にもはっきりとした優位性は出ていない。

翻訳・編集　コインテレグラフジャパン

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